昨年一年を振り返ってスマホの画像をパラパラと見直してみると、「あれ?これは去年の事だったかな」と思うことだらけです。
出逢いもありましたが別れの方が多かった一年だったような気がします。
昨年もJOIEは大分県一の労働環境に改善するため、世の中が労働改革(働き方改革)の流れもあり、大きな改革を行ってきました。
結婚や出産など喜ばしい理由での退職が今年は特に沢山ありましたが、逆に残念な離職もありました。
元旦の昼に近くのコンビニの駐車場の車止めコンクリートに座っておでんをつまみにお酒を飲んでいる中年を見て考えさせられました。
差別して言ってるのではないですが、きっとこの人にも若いころは厳しく叱ってくれていた両親や友人、先輩や師匠もいたはずです。そんな彼を見て自分は幸せであることを実感いたしました。
厳しく叱ってくれたり、時に食事に連れて行ってくれたり、若いころ耳に痛い事を言われるのが嫌で逃げてばかりいた私を諦めずに叱ってくれたからこそ今、温かい場所で幸せや豊かさまで感じられる今があります。
JOIEは今年で30年、いままで沢山のスタッフが入社して頑張ってくれています。
多くのお客様から愛されて、そして惜しまれるようにして退職独立して頑張っている子もいます。
頑張って多くのお客様から愛され、出逢いがあり、妻となり母となってもまだスタイリストとして輝き続けている子もいます。
縁あって入社してくれた子達の全てに情をかけて時に厳しく指導しますが、それを不満に感じ離れていった子も残念ですが沢山います。
覚悟のない子は入社してすぐにシャンプートレーニングをするのが体力的に辛かったようで辞めると言いはじめます。
シャンプーレッスンが辛いというのは毎年の事です。
どこののサロン、どの業界でも同じです。
指導するのは一つ上の先輩ですが、優しく親切に指導していますが、時には厳しくするのが練習というものなんですが、それが耐えられないようで辞めていく子が出ます。
JOIEではそのような子は基本的には引き止めはしません。なぜなら、なだめて今回乗り越えたとしても次のSPAの練習そしてカラー塗布の練習やパーマ巻の練習と続いていくのに耐えられないからです。
不満を口にする子は本気で「上質な美容師になりたい」と思っていない子だからです。
本気で「お客様に喜んで頂きたい」と思って頑張っている子はこんな初歩で愚痴る事はありません。
「グッ」と涙をこらえ頑張っていく子だけがどこの世界でも「上質」に成長していきますし頑張らない子は「普通の子」又は「普通以下の美容師」となります。
何年か前の話ですが、キツイから辞めたいと言ってきたので「わかりましたょ」と言いましたら、ここで逃げたくないのでシャンプーテストだけ合格して辞めると言ってきました?。
入社してくれたスタッフに一つ一つ技術を指導して育てていくのがJOIEのやり方です。美容学校のように学費をもらって指導しているならそれもいいでしょうが、育ててもらうだけ(もちろんレッスン中も給料が発生しています)
指導する先輩も大切な時間をさいて無償で差し入れまでしてくれる先輩達もいるなかで教えてくれている事に感謝できずに「当たり前」と思っている事に感謝がありません。
スタイリストデビューを美容師のゴールと思っている子もいます。
「カットが上手な美容師になりたい」というから長い時間をかけ指導していよいよデビューとなると「やりたいことが出来ました・・・」と言われても、「ならもっと早くから言ってネ…」と思います。
ですが、縁あって「JOIEで働きたい」とキラキラした笑顔で入社してくれた全ての子達に情熱を注いで時に厳しくしながら育ててきた子の中でも人気スタイリストまで成長するのはほんのわずかです。
この業界は労働条件だけで都合よく店を転々と渡り歩く美容師も多くいます。ここ最近ではめんどくさい教育はせずに都合よく引き抜いたスタッフだけで運営していくサロンも多くあります。
「礼儀」と「義理」と「人情」がJOIEの経営の最も大切な部分です。
なので先輩から指導して頂いた事を粋に感じて感謝して頑張っている今の子って頑張っているスタッフに誰よりも幸せになってもらうために、情なく辞めたスタッフが「辞めなきゃよかった」と思えるような労働改革に改善していってます。
今年は新たなる再スタートの年となります。
キラキラ輝く多くの新人スタッフが春に入社してくれますからさらに頑張らないといけません。
成人式を過ぎれば大在店はリニューアル工事をして新たなサービスも増えて新生JOIE大在店へと成長していきます。
頑張ろう頑張ろうと強く誓ったお正月となりました。
ハハハハハまた厳しい事書いたんでまた怒られるかな(*´Д`)ノ嫌われそうです。