定休日に練習です。

先日の月曜日。定休日ではありますが臼杵店の中は「ザワザワ」していました。

新一年生のシャンプー練習の初日です。

真意父粘性に指導をするのは一年先輩の新二年生です。

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一年前に指導された技術を指導する立場となります。

実は、教えてもらうより教える事のほうがとても難しいんです。

すでに身についている技術を言葉にして相手に伝えるってとてもたいへんです。さらに、指導していく中で自分の技術の見直しをしなくてはいけない事にも気付きます。

いつの間にか自己流になっている技術もあります。

もちろん、自己流にアレンジすることは良い事なんですが、伝える時には指導者によってやり方が違うと教えてもらっているほうはどちらがいい事なのか分からなくなってしまいます。

教える新二年生もみんなで話し合いをして「どう伝えたらいいのか?」を話し合っていたようです。

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技術の指導、継承って難しいです。

美容学校では生徒と先生という立場。つまり学費を払って教えてもらうことなんです。ですが、社会では先輩・後輩の立場で伝えます。

教える先輩は指導料はもらえませんし、教えてもらう後輩は一銭も支払いません。

ジョイが代々と受け継いできた継承を責任もってやっているだけです。

で、教えてもらう後輩は何のために学んでいるのかの「何のため?」がちゃんと心に持っていないと、このキビシイ練習はやらされている仕事となりますが、すこしでもお客様に喜んで頂く技術者として接するために学ばせていただいている気持ちを忘れてしまってはいけません。

シャンプーだけに限らずパーマ巻きにカラーにメイクさらにさらに、カットに着付け、すべての技術は継承されて成長していくのがジョイ流です。

だから教えるほうも、教えられるほうも必死です。

指導は時にはキビシイ言い方をする時もあります。叩いたりはしませんがそれなりにキツイ言い方をする時もあります。

僕はそれも愛情だと思っています。

少し厳しくキツイ言われ方されただけで「人間関係が悪い・・・」などと悪く言われる事もありますが、本気で「多くのお客様に喜んでもらえる美容師になりたい」とおもってがんばっている子はこんな些細な躓きで辞めたりしません。

むしろその程度で「キツイ・辞めたい・・・」などと言ってくる子は絶対に長続きはできませんので、ジョイでは退社希望者を引き止めたりはしません。

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こちらは新3年生チーム。

スタイリストになる為のカット練習初日です。

カットだけは今のところ私が指導していますが、今期限りです。

つまり最後の弟子ということになります。

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アシスタントからスタイリストへの成長は大きな階段です。

これから夏のデビューに向けての猛特訓となります。

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いつも思うのですが、カットの講習は聞く態度が素晴らしい。

みんな目がキラキラと輝いてヤル気マンマンです。

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店内あっちこっちで練習をしていますが、こちらではデビューしたばかりのスタイリストちさが弟をモデルに再チェックわ柴田店長にしてもらっています。

店長が休日を使って直々に指導する姿も伝承の行事です。

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こちらはスタイリスト駿。

未熟なセットの技術を高野店長が手をとって教えてくれています。

微笑ましい技術の伝承です。

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みんなでお昼ご飯タイム。

1・2・3年生だけですが随分大人数です。

いつの間にか大家族になってます。

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私ごとですが、体調をこわしてもうすぐ一ヶ月になります。

心の病つまり(パニック障害)になってまして、つくづく自分のハートの小ささに落ち込んでいます。

この病気はなった人にしかわからない苦しみがあります。

前兆は一年半くらい前から起こってまして・・・

時々胸が「ギュッ」と締め付けられるような感じがしてまして、元々血圧が高かったから心臓が弱まっているのかな?

などと考えて心電図検査をしても「特に以上はない・・・?」

ガンも見当たらない・・・つまりなにも原因が分からないという結果でしたから、気にしすぎか!!!と気にしないようにして生活をしていたのですが、突然の発作にさすがに気になりネットで調べてみると、症状がドンぴしゃり。

心の病院で診断すると、「ご名答、そのとおりです」とでした。

それにしても、車には乗れない、歩いてコンビニに行っただけでバクバクしてしまい。「このまま一生このままなのか?」と絶望した瞬間もありました。

仕事が出来ない事が逆にストレスになっている気がするのですが、病院の先生から「当分はノンビリしなさい・・・」との事。

もしかしたら公務員なら喜んで休んで温泉にでも行くかも知れませんが、事業経営者は頭から仕事は離したくても離れません。

やっと出勤の許可を得て働き始めたものの、時々やってくる「ドキドキの予兆」に恐怖を感じます。

またあの時のように苦しい思いをするのでは・・・と恐くて。

先ほど、以前パニック障害からウツになってしまって苦しんでいる元スタッフのお母さんとお話をしました。

本当は直接話したかったのですが、私と話す事により刺激してはいけないと思いましてお母さんのに様子を聞きました。

完治はしていないけど体調も随分良くなったと聞いてうれしくて涙が出ました。

とても可愛がっていた子だっただけに、凄く責任を感じていたので心が少し軽くなった気がします。

彼女と会って話したいです。あの時の苦しみが分かってあげられていなかった事をお詫びしたい。

最初の症状は私と同じでしたから、あの時にすぐに対処できていればあそこまで苦しまなくても良かったんだと思えます。

この病気になって本当に良かった。今後、スタッフが増えていく中できっとこの病気になる子が出てくると思います。

この病気は几帳面で一生懸命ガンバル人がかかる病気。ジョイに入社してくる子はこんな子が多いんです。

ほんと、病気になって良かった。