これからが大変です。

やっとこさ出来上がりました鶴崎店です。

DSCN5184

 

交差点からの眺め

DSCN5193

 

シャンプーブース

DSCN5210

 

個室&エステルーム

DSCN5216

 

準備にヘトヘトですが なんとかリニューアルオープンが出来て「ホッ」としています。

リニューアルとはいえ、これだけ変えてしまうといろいろな不具合があるのではと不安もありました。

本来ならば4店舗目を作っているはずの計画でしたが、スタッフの結婚・出産が想定以上に多かった事と、不測の退社により計画が大幅に変更したりしました。

美容室の建物を作ることはじつはそんなに大変な事ではなく、誤解されるかもしれませんがお金さえかければすてきな店はできます。

大変なのはそこで働いてくれるスタッフの育成がとっても大変なんです。

ここ最近ですと入社をして2年半でスタイリストになります。スタイリストになったからといってすぐに沢山のお客様に支持していただける美容師に育っているわけでなく、そこそこに育つのに2年はかかります。

育っているその間、すくすくと順調に成長してくれているわけはなく、様々な成長のドラマがあります。

入社して最初のドラマはシャンプーレッスン、次はワインドコンテスト。

一年を越えると先輩としての自覚の目覚めそしてメイクレッスンそしてカラーやセットと様々な技術を成長していきます。

二年を越えていよいよスタイリストとしてのトレーニングです。長いカット練習期間を経ていよいよデビューとなるのですが、デビューを一つのゴールと考えている子も多いです。

実際、デビューしても多くのお客様に指名してはいただけず(当然ですが・・・)店から割り振られたお客様に入らせていただくのですが、ここで勘違いをしてしまい成長が止まってしまう子もいます。

この業界だけでなく、マンパワーでなりたっている業種はどの世界も同じような苦しみがあるのだと思いますが、採用してすぐに売上に貢献てできる人力にはなりません。

沢山入社してくれますが「本物」となるのはそのごく一部のスタッフです。

この「ごく一部のスタッフ」を私は宝物とおもっています。ごく一部の宝物になるであろうスタッフを宝物の卵達と思っています。

この宝物の卵達を育てるのには根気と忍耐しかありません。

時に怒ったり、褒めたり、焼肉たべさせたり、飲みに誘ったりしながらゆっくりと時間をかけて人として成長してもらいます。

苦労して宝物に成長した子たちは私の苦労を分かってくれますが、そこまで育てられずに退社してしまった子達には嫌われたり・憎まれたりと辛い思いをされられてきました。

これは全ての社長さんたちの悩みなんだと思いますが・・・。

今、嬉しいことに沢山の宝物の卵達が育ってくれています。

今年入社してくれた子は今だ退職者なし・・・と素晴らしい子ばかりですし、去年入社の二年生は山を乗り越えて成長してくれています。

三年生はデビューしていよいよこれからが本当の山場です。

全ての宝物の卵達が宝物へと成長してくれることを願って次の店舗を作る準備をしていかなれけばいれません。

美容室は人が全てです。

新しくキレイな店舗に負けずにやりがいをもって頑張って欲しいと願っています。