しつこい話(ノ▽`*)ノ

美容師にとっても成人式は大イベントです。

もちろん成人を迎えるお客様にとって一生一度の大切な晴れの日のお手伝いをする大きな責任があるからです。

美容師にとっては大きな責任もありますが、実力を試される日であります。

少し前までのはやりのスタイルは「ユルふわ」と言われる編み込みを崩しながら作る洋風カジュアルなスタイルのオーダーが多かったですが、今年は少し変化し始めておりまして 古典的なイメージを少し取り入れた今風スタイルとでも言いますか、美容師の実力が仕上がりに大きく差が付くスタイルが多かったように感じます。

最近の美容業界の批判をするようで怒られそうですが、実力の低い美容師が多くなってきました。

それは単純に練習不足です。

この業界はひと昔前までは就職→弟子入りする という労働環境で技術を指導して頂くという古い制度で美容技術の伝統を守ってきました。

相撲や落語そして大工のような世界と同じです。

しかし、ここ最近では働き方改革により大きく変わってきています。

つまり、古い体質の労働環境から大きく変化している変革の時です。

なので美容室も様々ありまして、以前は町に多くあった「パーマ屋」は「美容院」という会社組織が主流となり古い「パーマ屋」は美容師の高齢化とともに衰退しています。

美容師は以前、経営者は「先生」と多くの人から呼ばれていましたが、今は「オーナー」と呼ばれる方が普通です。

私の店でも私の事をいまだに「先生」とよんてくれる子もいますが、在籍10年以上の子です。

この丁稚奉公のような子弟制度が良いと言うわけではありませんが、技術の伝承するにおいてはとても大切な師弟関係だと思っています。

もちろんそれが良いとは思いませんし時代に合わない事も分かります。しかし、今の働き方環境ではとても昔のようなことは出来ません。

練習時間は労働とみなされ、教えているのに賃金を請求されて離職していった元スタッフと訴訟問題になったサロンもあります。昔では考えられない事です。

JOIEも昔はそんな丁稚奉公のような労使関係の時代がありました。

給料はけっして高いとは言えない時代です。

しかし、スタッフの信愛度は昔の方が深かったのは事実です。

学校を出たばかりの何も出来ない子にシャンプーから教えマナーやモラルと言った社会人の常識を厳しく指導し、一緒に食事をして、夜は毎日のように夜遅くまで練習を見てあげて、一緒に喜び一緒に泣いて一人一人を育てていたあの時代の良さもあります。

この業界だけではないですが、働くということがドライに受け止められている時代に戸惑う事も多くあります。

今の時代、働く先なんていくらでもあります。

美容業界も同じです、求人なんて選び放題です。

どこに就職するのかは人それぞれの大切な思いがあって決めていくものです。

美容師をアートと感性が大切だと思っている子はトレンド重視で選びます。

美容師を職人だと思っている子は技術にこだわりのサロンを選びます。

美容師を「人に喜んでもらいたい」という情や義を感じている子は考え方で選びます。

それ以外に給料や労働時間さして休日の多さで選ぶ子もいます。

どれもそれぞれだとは思いますが、自己都合で転々と転がっていく生き方(働き方)はあまりかっこいいとは私は思えません。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

自己流の少ない練習でも実はそこそこの美容師になれるのが技術の世界ですが、自論ですが、やはり厳しく指導され、時には背中を強く押されないと技術って本当のプロにはなれないと私は思っています。

美容学校を卒業して国家試験を合格すれはプロと言えばプロですが、資格を持っているだけで上手にはなれせん。大工や落語や相撲と同じようにキビシイ師匠に愛情もって指導されなければ上質にはなれないですよね(ノo´Д`)

話は成人式 ( *´艸`)

事前に打ち合わせするだけでなく、お客様の要望を叶えるためにリハーサルでセットメイクをします。

そして決まったスタイルを毎晩のように技術の見直し練習をして本番を万全の体制で迎えています。

つまり、やっつけで成人式を迎えないため、「お客様に喜んで頂くため・・・」のつ強い思いで練習を積み上げています。

今の時代では厳しさを「ブラック」だと批判する世の中ですが、努力をしない人が頑張っている事を平気で批判するような事もありますよね。

さて・・・成人式:;,。・ヽ(´ω`*)ノ

本人だけでなくその子の成長をずーっと見守ってきた家族にとってもとても楽しみにしていたハレの日です。

お母さん・お父さん・おばあちゃんやおじいちゃんは目を潤ませながら大切に育ててきた子の晴れ姿を待っている人がいます。それは七五三も同じことです。

そんな大切な人生の節目の行事に関わらせて頂いている事に大きな責任を感じるからこそ練習は中途半端ではいけないと思っています。

当社はキビシイとよく非難されることも多いです。

昔ながらの丁稚奉公のように愛をもって厳しく指導する事を私の理念としています。

そんなんだから、私の事を嫌って辞めていったスタッフが多いです。

きびしく指導受けたから上手になった事の恩を忘れているのですネ。

【刻石流水】かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め  ですネ

いつもしつこく長文でごめんなさい

最後まで読む人もいないか(ノ▽`*)ノ